意地を張らずに「ウタマロクリーナー」

買うか買わないか2か月半考えてやっと買った。



住居用洗剤って、ずいぶん種類がある。トイレだお風呂だ台所だ床だ、ってそれぞれ専用の洗剤がたくさん家に並んでいるのを「多い」と長いこと思っていた。

それで、よっぽど頑固な汚れでなければ、マメに掃除していれば「中性洗剤」で事足りるのではないかという結論になった。

そして「中性」の洗剤なら、台所用洗剤でいいんじゃない?と極端に走った。

使えない事はないだろう、たぶん。いけるか?と思ってお風呂で使ったら、モクモクと泡がたくさん立ってしまった(多分使いすぎ)が、水で流したあと触ってみたら、それこそ商品名の通り「キュキュッ」という音がして気持ちがよかった。
トイレの便器も洗面所も水で薄く薄めて雑巾で拭いたらさっぱりだ。床も壁も問題なかった。

場所ごとに洗剤をそろえるのに比べれば圧倒的に安価だし、これで良い。
考えてみれば、食器のしつこい油汚れをさっぱり落とす実力者だもの。どうしてお風呂やトイレで使うという発想を長年実行しなかったのだろう。

でも実は、最近話題の「ウタマロクリーナー」をずっと使ってみたかった。

中性で肌に優しく、それこそ台所、お風呂、トイレ、窓ガラス、冷蔵庫の中、その他水拭きできるところならほとんど家中の掃除に使えるという。

ドラッグストアに行くたび気になって、手にとっては「いや、私には台所用洗剤があるから」とやっぱり棚に戻す、を2か月半もやっていた。

ところがある日、たまたま入ったドンキで目に入ったウタマロクリーナーが、いつも行くドラッグストアに比べて100円も安くて、大いに考え込んでしまった。

これはこの近辺での最安値。これがティッシュなら間違いなく「買い」だ。
でも私には「台所用洗剤」があるし、でも100円安いウタマロクリーナーと出会ったというのは、神様が「これ使ってみなさい」と言っているのかもしれないし。
考えながらドンキの中を2周して、結局買った。
ここまで考えたらやっぱり「私はウタマロクリーナーを使ってみたい」ということ。

2か月半考えた買い物に間違いはなかった。
台所用洗剤はもちろん良かったが、毎回「どのくらい薄めたらいいのか」と一旦考えて、薄めるための洗面ボウル等の器も必要だった。
でもウタマロクリーナーは最初から住居用洗剤なので、薄める必要はなく、1㎡あたり3回プッシュするというシンプルな使用方法だ。油汚れも簡単に取れる。

とにかく「台所用洗剤で」と意地を張っていたようないなかったような2か月半だったが、使い勝手もいいし、きれいになるし、なにより「買うか買わないか」ストレスが消えてよかった。