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食い意地は人一倍ある。でも作るのは億劫。「楽して満足したい」。たどり着いたのが たくさん作って数日食べ続けるスタイル
食べる楽しみは維持しつつ、手間は減らす。これが、今の暮らし。おかげで毎日食事の時間が楽しくてさ。

・私には、時間をかけて丁寧に料理をするという我慢強さがない
丁寧にと思っても大抵途中から面倒になってしまい、いつも「ええい、もうこんな感じ」となり、煮込み時間を短縮したり、弱火でコトコトが強火になったり、調味料の量も順番も途中から適当、という最後を迎えてしまう。
かといって時短料理のレシピで作った料理には物足りなさも感じる。
さらに58歳で、しかも一人暮らしとなると、作るのが面倒だ〜という日の方が多い。
心からわがまま満載である。
でも食べたいものはあるし、食べないとお腹が減る。かといって外食やお惣菜は高くつくので、食べたいものを食べるためには頑張ってキッチンに立つしかない。
食い意地は人一倍あり、そして楽して食べたい。
・一度にたくさん作って食べ続ければいいんじゃない
そんな自分だから、いつのまにか「一度にたくさん作って3日間またはそれ以上同じものを食べる」という生活になっていた。
好きな物だから何日食べても飽きないし、むしろ好きな物だけ食べていられるのだから、毎日食事が待ち遠しいというワクワクした気持ちさえついてくる。
作る時だけは頑張って少し長めにキッチンに立ち、料理をドカンと作る。そして冷蔵庫または冷凍庫に保管し、3日、もつときは4日でも同じ料理を食べている。
2日目、3日目の食事の支度は、温めるだけ、ちょっと野菜を刻むだけ、おみそ汁を作るだけ、で済むようになった。
先週は麻婆豆腐とおからの煮物を作った。
麻婆豆腐は3日間続けて夕食で食べたし、おからの煮物は今日で5日続けて、しかも朝昼晩食べている。
おからの煮物は野菜も豊富だしタンパク質も取れる。もともと豆だもんね。
スーパーでおからを1パック買って作れば、相当食べていられる。
悪くなると困るので、朝昼晩×2日分位をひとまとまりに冷凍して、解凍しては食べている。
・メイン料理さえあれば、副菜や汁物は毎日短時間で作れるから、料理時間は短縮できる
おみそ汁は2日分くらい作って温めるだけ。
サラダが食べたいと思えば、3回分位の野菜を1度にカットしておいて、食事の度に違う味付けで食べている。
そうなると朝食もとても簡単に用意できる。
例えば作っておいたおからの煮物とサラダ、冷蔵庫に常備している納豆とか漬物とかに卵やウインナー等を添える。まな板も使わない。
これにトーストやごはんがあれば、結構見栄えとボリュームがある朝食になる。
朝から豪華だと思う事さえあるから、これがまた幸せ。
子供がいた20数年間は、栄養のこともあるし、一応母親だし、毎日同じものが続くと飽きるしなあ、と料理をしていた。
これはちゃんと私の力になって、栄養のバランスなんかがなんとなく自動的に考えられるようにはなった。
今、身に付いた栄養のバランス感覚で少しは身体の事を考えつつ、大体は好きな物だけ食べるという生活だ。
ま、これでもたぶん大丈夫でしょ。