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志望動機も、自己アピールも、直前まで念仏のように唱えて臨んだのに、面接官の口から出たのはまさかの質問
前職を辞めてから、貯金でやりくりしながら「働かない暮らし」をしばらく続けている。
できればこのまま「働かずに暮らせないか」と思っているが、そんなわけにはいかないのもわかっている。
しかし58歳の私を拾ってくれる仕事が簡単に見つかるとも思えない。それが現実でもある。
・突然の依頼や予期せぬ出来事に対して、いかに的確に対応できるかを試す質問
質問①「あなたが一日のうちで一番大切にしている時間は?」
「え、そんな質問デスカ?」と一瞬、思考停止。
笑顔のまま、脳内のタンスの引き出しをひっくり返して、何か使えそうなネタを探す。
数秒の間に、瞬時に答えを組み立て、なんとか答えたものの、今度は
質問②「あなたが今チャレンジしていること、またはこれからチャレンジしたいことは?」
予想外の質問が続く。結果、準備していた志望動機や自己アピールは一つも聞かれないまま、面接は終了。
面接終了直後の感想は「なんなのよ」。
突然の依頼や予期せぬ出来事に対して、いかに的確に対応できるか。それを試されていたのだろうか。
さらに、「チャレンジしていること」を聞くことで、前向きなメンタルを持っているかどうかを見極める意図もあったのかもしれない。
・年齢不問の社会は本当か?感じる矛盾と疑問
58歳の定年間近の人間を書類選考の段階であれ拾ってくれたのだから、良い企業なのだろう。
引っ越しを機に前職を退職した私。働き続けていれば定年まで働いている。それ以上の年齢でも働いている人はいくらでもいる。
でも、退職してしまったら、新しい仕事を見つけるのは「58歳」では遅いのか。
世の中年齢に関係なく働くことが求められる社会らしいが、なんか矛盾を感じるよな。
疲れた疲れた。
ともかく、貯金が尽きる前に、仕事を見つけようっと—。

