はっきり言って「もうレトルトで十分」である
簡単なのに本格的。20年ぶりに使った味の素Cook Doの合わせ調味料で作った麻婆豆腐は大きく進化を遂げていた。

調味料が入っていて具材と合わせて炒めるだけという、いわゆるレトルトの「合わせ調味料」で作った麻婆豆腐は、昔(20年以上前)は正直なところ美味しくなかった。
何がまずかったのかは覚えていない。でも、あれは麻婆豆腐とは言えなかった。だからそれ以降、これらの「具材と合わせて炒めるだけ」系の商品を避け、調味料を揃えて一から作る生活を続けてきた。
麻婆豆腐には甜面醤、豆鼓醤、豆板醬、それから花椒も揃え、NHK今日の料理で陳健一さんが作っていた麻婆豆腐のレシピで作っていたのだが、一人暮らしとなると、料理の回数は減るし調味料の減りも遅い。
調味料の封を開けて1年、いやそれ以上冷蔵庫にある状況で、発酵調味料とはいえ、さすがに開封して1年以上はもったいないし危ないかも、ということに気が付いた。
しかも調味料の1つ1つが300円前後だから、甜面醤、豆鼓醤、豆板醬、それから花椒を揃えれば1500円位にはなる。費用対効果的に見直しが必要。
それで、スーパーでこれら調味料の隣に置いてあった、「ひき肉と豆腐を炒めた後、この合わせ調味料と混ぜるだけ」という味の素Cook Doの「四川式麻婆豆腐用」を手に取った。
これが予想以上に美味しくて。
箱の裏をみれば、私が使っている甜面醤、豆鼓、豆板醤と麻婆豆腐に必要な調味料がちゃんと入っている。甜面醬の甘みと豆鼓醤のコクが絶妙なバランス。 さらに調理が簡単。豆腐とひき肉さえ用意すれば、短時間で作れる。そして専門店の味に近く、手作りとの差を感じない。
はっきり言ってもうこれで十分である。
〇〇の素、混ぜるだけ、レトルトなんて「へっ」という良くない態度だったが、20年位以上ぶりに心を入れ替えよう。
ひと箱3~4人分なので、3日も続けて食べられた。元々麻婆豆腐大好きだから3日も続けて食べられて大満足、調理が簡単、そしてなによりおいしかった。
ひと箱200円位だし、ひき肉とお豆腐を買っても全部で600円位でしょ。それで3日食べられる。
リーズナブルだ。
レトルトなんて、という態度は改めたので、これからは大いに活用しようと思う。回鍋肉でしょ、麻婆茄子でしょ、チンジャオロースに八宝菜に。。。心がおどるわぁ。
他社の麻婆豆腐も食べてみたい。
これらの上位シリーズ「極(プレミアム)」というのもある。近所のスーパーには売っていなかったが、今度見つけたらぜひ試しましよ。