ウエストのボタンがとっくに飛んで(取れて)もはいていたスカートを手放す。23年間のお付き合いでした

30代からはいていたスカート。さすがに腰回りがきつくて



買ったのは30代前半。お気に入りのAラインのロングスカートだった。買ったのはまだ息子が保育園に通い始めた頃だろうから、少なくとも23年間ははいていたと思う。

ロングスカートはとても機能的で、足のお行儀が悪くても見えないし、外出先のトイレでズボンのすそが床に付かないように裾を折り曲げる必要もない。スカートならたくし上げればすむから。
しゃがむ時、かがむ時、足をお行儀よく曲げるとかしなくていいし、大股で歩いても平気。
旅行に行くときも、長時間の移動中に足を楽にしていられるから都合が良かった。

40代に入った頃、ウエストがきつくなり、フックがよく飛んで(取れて)しまい、少し余裕を持たせて付けなおすのだが、またすぐ取れてしまうことが続いて、フックは諦めた。でもまだまだ着ていたくて安全ピンでとめていた。

安全ピンはさすがに外れることもなく、見えないようにさえすればよいからなんの問題もなかった。

ところが4、5年前位から、腰回りにお肉がつき、きつくなってきて、はくときにウエストまで引っ張り上げるのが大変になってしまった。

23年の間に、太って腰回りがきつくなる危機は数回あったのだけれど、その時はダイエットをすればちゃんと元通りにスムーズにはけていたのだが、もうダイエットしても体重もついたお肉も落ちなくなってしまった。

それでも手放すのが惜しくてあと一年、あと一年、と頑張ってきたが、さすがに限界。腰回りもさることながら、安全ピンでとめていたウエストも、安全ピンをとめるのに結構お腹に力を入れる必要が出てきたし、それでも一応はいた後、鏡で見たらお腹がポコッと目立つようになってしまった。

それで、これはもう潮時でしょう、となったわけ。23年もよくはけていたもんだ、長い間ありがとう。と厚く感謝して「資源ごみ」の日にさよならした。

名残惜しくて何度かゴミ収集場を振り返っちゃった。