「湯たんぽ」での火傷の治療。重症度合いは見た目ではわからない。素人判断は禁物でした。

最近病気怪我ネタが増えている気がする。あまりよろしくないわね。歳をとると病気自慢に走るじゃない。こうはなりたくなかったんだけどな。
まあ、聞いてください。

湯たんぽで夜中に火傷。なにもせず朝まで寝ていたから当然悪化だよ。

湯たんぽのフタが夜中に外れて、熱湯が足にかかってしまった。

湯たんぽのフタをあえて緩めに閉めていたからだ。
朝冷たくなった湯タンポのフタはいつもきつくなっていて、開けるのにとても苦労するのだよ。
まぁ、たぶん外れないだろうなんて思っていたからさ。

空気は温まると膨張して冷えると縮む
こんなことで理科の授業を思い出すなんて。
湯たんぽの中は高温で、中に少し残っている空気は温まり膨張している。
翌日冷えた状態の湯たんぽを開けようとすると、今度は中の空気が冷えているから空気が縮んでいて、
湯たんぽの外側と内側の気圧に差ができてフタが開かなくなる・・・はあ。
たぶんこういうこと。

っちぃ~~!

と叫んだ記憶があるが、そのまま眠ってしまったみたい。

夜中の何時に火傷して、何時間放置していたかもわからない。
翌朝見たら、10円玉位の大きさではあるが、水ぶくれはやぶけて皮がむけていた。
赤くただれているが痛みはない。

むー・・・。とりあえずオロナインを塗って絆創膏をしてみたが、翌日ちゃんと化膿していた。

お医者さんには行きたくない。この時期は混んでるし、コロナもインフルエンザも増えている。
でも細菌感染して膿んでしまったら自分では治せない。
『行く行かない行く行かない』を反復した末、皮膚科へ。

・先生は水道水で傷口をゴシゴシとこすりながらじゃあじゃあ洗い、薬を塗ってラップをまいた。

水道水でいいんだ。ほぉ。
そのあと看護師さんが薬(リンデロン)を塗ってラップを巻いて包帯を巻いて終了。ラップは「皮膚の代わりね」だそうだ。

看護師さんには

あ~湯たんぽの火傷ね。ありがち~。

とクスクス笑われてしまった。

先生曰く、
『昔は傷を乾かす治療をしていたけれど、今は乾かさない治療になっているんだよ。』
お風呂に入ってもいいけど、傷口はシャワーでじゃあじゃあ流しながら指で傷口をこすって洗うこと。
その後は『炎症を抑えて細菌感染を抑える軟膏』(リンデロンではない)を塗って家にあるラップを巻く。これを2週間続けた後、
『皮膚の再生を促す軟膏』に変えて更に2週間。
ようやく「はい。今日でおしまい」となった。1ヶ月もかかった。

小さな火傷でも重症度合いは見た目ではわからない。素人判断は禁物でした。

皮膚科で塗ったリンデロンは市販されているし、ラップも家にある。これなら自分でなんとかできるかしら、とも思ったけれど、
火傷の度合いは専門家じゃないと判断できない。
私みたいに火傷は10円玉程度だし、痛くもないから大したことないだろう、と思っていても治るまで1ヶ月もかかった。

膿んでしまった、というとこは既に細菌感染を起こしていたわけだし。

なにもしないとなかなか治らず、そのうち細菌が体の中に入って最悪「敗血症」や命を落とすこともある。
えらいことになるからやっぱり早くお医者さんに見せた方がいいと思ったよ。