なぜ人は(私は)医者に行くことを先延ばしにしてしまうのか

よく足に湿疹ができる私は、毎度毎度市販薬でなんとかしようとして、結局なんとかならず病院に行っている

病院から処方される薬がなんだかんだいって一番良く効き、治りが圧倒的に速い。それもわかっているのに、毎回先延ばしにし、悪化させた末に「やっぱり病院の薬が一番」となる。
懲りない。

一番「やってしまったー」となった時

一番「やってしまった」となったのは、左足の膝下のある日プツリ、と赤い小さな湿疹ができた時。
痒くも痛くもなかったため、市販の塗り薬を塗っていたのだが、ソロソロと忍び寄るように少しずつ広がり、1ヶ月程たった時には左足の膝下の半分が赤い湿疹で覆われてしまった。

「これは自分では治せないかも」と思いつつ、明日行こうとか、治ってきた気がするとか、こんな時だけやたらと前向きになって先延ばしにしていた。

ようやく行った皮膚科では、案の定、先生から「何でもっと早く来ないんだ❗」と雷を落とされた。
ソロソロと広がったのは細菌感染したためだった。身体に細菌が入り込んでいないか血液検査までする事態になり。数日は朝と夕方通う羽目に。
それから毎日通い、もう来なくていいよ。まで1ヶ月もかかってしまった。

湯たんぽで火傷せた時も先延ばしたら膿んじゃって

火傷の時も、「きっと軽傷、オロナインを塗っておけばきっとよくなる」とグスグスしていたら、2日で膿んでしまった。これも完治まで1ヶ月。
インフルエンザやコロナ禍の冬。激混みの皮膚科へ毎日通った。

今回は猛烈にかゆい湿疹が発現

6月末に膝下のモモに1か所できた湿疹は、小さい湿疹なのに赤く腫れて猛烈なかゆみを伴うタイプで、ヒザ下のアチコチにできてしまった。
以前のように足中に広がりはしなかったので、市販のステロイド軟膏を買ってきて塗っていたが、塗っても塗っても改善しない。

かゆみには波があって、猛烈にかゆい時は「明日は皮膚科に行こう」と思うのに、かゆみがない時は「治ってきたかも」と思い込む。

治った気がする、とか、変わりないな、とか悪くはなっていないな、ということを反復しながら結局市販のステロイド軟膏を1本使い切った末、先日2ヶ月経ってようやく病院に行った。

前回発症から1ヶ月経って悪化させてから受診した時、雷が落ちたことを忘れていない私は、今回はちゃんと(?)
「2週間位前からこうなってしまって…トホホ。」
と大幅にサバを読み、怪訝な顔の先生から処方箋をもらった。

もらった塗り薬は、この2ヶ月の私の苦労をあざ笑うかのように、たった2日で腫れとかゆみを鎮火させてしまった。
圧倒的だ。

それでまた「なんでもっと早く行かなかったのだろう」とか「サバを読まずに正直にならねば。先生ごめんなさい」とか思うわけ。

国は市販薬を上手に活用する「セルフメディケーション」推進しているけれど

「セルフメディケーション」とは言うけれど、結局病院の薬が効く

厚生労働省は

セルフメディケーションとは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」(WHOの定義)です。セルフメディケーションを推進していくことは、国民の自発的な健康管理や疾病予防の取り組みを促進することはもちろん、医療費の適正化にもつながります。

厚生労働省 ニュース&インフォメーション セルフメディケーション税制を知っていますか!? ~平成29年1月から特定の医薬品購入に対する新しい税制が始まります~

これを推進して、医療機関を受診せずに市販薬を上手に活用して私たちが自分で健康管理を行うことで、税金から出ていく医療費を減らせる、と言っている。

でも、市販薬の効果は抑えめだと思う。そう思うのは私だけか。
国の医療費は抑えられるが、市販薬を使った末に悪化して結局病院に行くようでは、処方薬は保険が効くきくので市販薬より安く済むと言っても、
「市販薬+受診料+処方薬=結果的に私の負担が増した」ってことが起きてしまった。

やっぱり病院へ。のタイミングとは

結局自分は市販薬を上手に活用できず、毎回最終的に病院のお世話になってしまっている。
どのタイミングで市販薬を諦めて病院に行けばいいのかの見極めができていないということね。

なんとなくなのか、とにかく行きたくないのか、待ち時間が長いから敬遠するのか、病院からの薬が一番効くとわかっているのに先延ばしにしてしまうのはなぜなんだろう。