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・女性にも加齢臭はある。ノネナールとモラクセラの仕業
普段から気を付けているのに、体臭が気になる。年齢を重ねていくと、だれでもこうなる。
私達の身体は加齢と共に皮脂の酸化が進む。酸化したことによりできる『ノネナール』という物質が臭う。
皮脂の分泌と酸化を抑える女性ホルモンが加齢により減り、抑えられなくなった分ノネナールが増える。
主に頭や脇、耳まわり、首の後ろ、背中やお腹。
もし雑巾のようなにおいが身体からするなら、「モラクセラ菌」による汗臭だ。
汗臭も背中や首の後ろで発生する。汗を吸いとった衣服からも発生する。
モラクセラ菌は水分や皮脂を栄養にして増える。乾燥にも強くて、外干ししても死なないし、水分や皮脂に触れると再び増殖する。
例えば衣類も着たときは臭いがしなくても、汗をかくと水分が繊維に入ることで増殖してしまい、雑巾のような臭いを放つ。
驚いた。リビングにいたら夫の加齢臭の臭いが少しする。気温と湿度が高い雨の日、外で感じるような生臭い臭い。
何度も使った雑巾のような臭い。どこからか。夫は外出中だ。家の中?
ついに家の壁に臭いが染み付いてしまったのか?遂に移り香が私に染み付いたのか?それとも遂に私自身の加齢臭か?
私は大丈夫だと少し(は)思っていたのに。でも歳を取ると誰でもそうなるんだと。そりゃあそうだ。女性ホルモンがどんどん減っていっているわけだから。
日頃夫の加齢臭対策に心血を注いでいる私は、当然自分自身のことも常に気にしている。だからこそ、身体は日頃から清潔にしているように心がけている。そしたら何が原因なのか。
・しっかり毎日お風呂に入って身体を洗っているのに臭うのは、洋服に染み込んでいるから
着ていたシャツを洗って乾かして改めて臭いを嗅いでみたら、わずかだが臭いが残っていた。特に首元と背中の部分からだ。
これだね。これが私が着ることで汗や皮脂を取り込んで菌が増殖して臭う。
お気に入りのシャツでヘビロテしていた。夏のシャツなので当然汗が染み込んでいる。見た目はまだまだきれいなんだけどな。
洗濯直後の衣類は乾いている。でも体温や汗で水分が繊維につくと、再び菌が増殖し、臭いが出現してくるのだよ。
洗濯してもお日様に干しても、漂白しても、一旦は良くなっても段々取れにくくなってくる。
・自分の加齢臭が気になる人は、まず洋服の臭いを確かめてみよう
洗って乾いた直後の衣類の首周りや背中の布地の臭いをかいで、爽やかな香りより少しでもあれ?と思う臭いに気がついたら、その衣類はこれから洗っても除菌しても、完全になくなることはない。
雨で濡れたり汗をかいたりして、繊維が濡れるとたちまち臭ってくる。
私は残念だがこの洋服とはお別れすることにした。ちょうど夏が終わるので服の整理をしていたところだ。
仕事用に着ていてくたびれてきた服を家の中用に昇格させて、7年着たこのシャツはさようならだ。
色違いで持っていたもう1着も、同様に今シーズンで処分となった。
そうそう、夫の加齢臭に悩まされてきた私は、夫の服も全て取り替えている。そして「加齢臭」はだいぶ軽減されている実感がある。
ぜひ試してみてください。