毎日今日こそはと思うんだけどなあ。~20年以上着た洋服を手放す~

長年連れ添ったタンクトップを手放す。

「捨てる」という行為は緊張する。

日常がちょっと日常じゃなくなる気がする。

私は心配性なので、毎日のルーティンからそのタンクトップがなくなることで、

日常のリズムが変わってしまい、何か悪いことが起きたらどうしようと不安になるし、

 それが懐かしい思い出になってしまうことの寂しさと、

でもいつまでもとっておけないでしょ。

という現実的な問題とが入り交じる。

・母からもらって20年以上着ているタンクトップ。ペロンペロン。

いい加減着るのをあきらめないとね。

今日こそ捨てる。いや、明日にする、の行ったり来たりをやっている。

着心地がいいから穴が開いても薄くなっても手放せない。

なんてったって、もう生地が薄くなってシースルーだわよ。

ペロンペロン。

ならば今年の夏は「最後の夏」として

このペロンペロンのタンクトップを着尽しましょう。

長年、家の中では毎日このタンクトップを着ている。

ホントに着心地が良い、着ていて涼しいし、夏には欠かせなかったんだ。

母が実家近くの洋品店で買ったらしくて、母が色違いで2枚持っていたのをもらってきちゃった。

渋々だったような気もしたが、そこは

わたし
わたし

まだ当時は一応かわいかったの頼みだからね。

綿100パーセントでさらっとしていて涼しい。

袖口(袖はないけど)の空き具合がちょうど良く、適度なゆるみのおかげで私の筋肉質のがっちりした二の腕も動かしやすい。

それでいて袖から身体は見えにくい。

とにかく100点満点。

雑な性格を遺憾なく発揮し、新しいタンクトップを手縫いで作るよ。

まあ、数年前からこの日が来ることはわかっていたので、新しいタンクトップを

「出掛けては探し、ネットでも探し」はしていたものの、どうもしっくりしたものが見つからない。

だから自分で縫うことにした。そして2枚縫ったんだけど、

わたし
わたし

なんか変

幅がね。全然違うのよ。なんで?同じ型紙なのに。

2枚目の方が、4センチも幅が広い。

同じ型紙で作ったのに、MサイズとLサイズが自然にできてしまった~。

差がわかるように重ねたよ。

あー可笑しい。またやっちまった。なんで?

それはー、

雑な性格が遺憾なく発揮されちゃった結果の言い訳

  1. 2枚目にとりかかったら、ちょっと飽きが来ちゃって、裁断の時、型紙と布を待ち針で留めるのを省いちゃったんだよね。それで布が動いちゃったな。
  2. 1枚目は縫い代をしっかりアイロンで折り目を付けてから縫ったけど、2枚目は面倒だったから、縫う時に適当に折りながら縫ってたからな。待ち針も使わなかったし。
  3. さらに、縫う時に「この夏結構太ってしまった」というメンタルが無意識に作動して、縫い代を若干短めに縫っていた気がする。

ミシンは何年も前に処分しちゃったから、手縫いでチクチク縫ったのだけれど、生来の雑さがこういう時は表にでるよねえ。

最初はやる気満々→途中で飽きる=最後はいつも若干残念

つまり

  • 最初は丁寧に裁断する→2枚目は飽きて適当に裁断する=Lサイズの服が出来上がる。
  • 最初は丁寧に縫う  →2枚目は飽きて縫い方が雑になる=Lサイズの服が出来上がる。

実はおべんきょも趣味も家事も料理も、ついでに言ったら人生もこんな感じ~。

アッハッハッ。

処分すると決めたものの、えいやっといかない

なんとか2枚完成したから、来年の夏はこれをデビューさせるとして、

ペロンペロンの今ある2枚を勇気をもってさよならしないとな。

しかし涼しくなって着なくなった今もまだ処分に踏み切っていない。

タンスの中にいらっしゃる。

2022年10月2日 日曜日 -91-