アレクサ(スマートスピーカー)は必需品?アレクサに話しかけてしまった寒い朝

寒くて布団から出られない。いもしないアレクサに話しかけてしまった寒い朝

・アレクサ、電気つけて

冬の朝。寒くて布団から腕も出せない。まだ暗いし。電気のリモコンを取るのも嫌だ。思わず「アレクサー、電気つけて〜」と言ってしまった。

もちろんうちにアレクサはいない。持ってもいないものが無意識に口に出てくるって、寒さで私もおかしくなってきた。

寝室の温度は8℃。寒。
もしアレクサがいたら、電気つけてもらって、ヒーターいれてもらって、部屋が暖かくなってから布団から出られるのに。

と、ぐずぐずしているうちに5分、10分と過ぎていき、ギリギリになってなんとか布団から這い出る毎日だ。

何よ、スピーカー(AI)に話しかけてなんでもやってもらって。そのうち手も足も退化して、脳みそも退化して何にも自分ではできなくなるよ。
便利な物は人間をダメにするよ。クワバラクワバラ、ということを日頃言ってきたが、前言撤回。
退化でもなんでもする。とにかく誰か部屋を暖めてくれ。

ヒートショックで心臓が止まる

とにかく部屋をいくらか暖めてから着替えないと、ヒートショックで死ぬ。
トイレの便座が壊れていた時は、座ったとたんに心臓が止まりそうになる、と夫が言っていた。私は便座カバーは衛生的に絶対「なし」と思っているので、トイレが直るまで冷えきった便座に勇気をだして座る毎日だった。今は新しいトイレになったため解消したものの、新しいトイレが来るのが先か、心臓が止まるのが先かの日々だった。
あ~笑える。いや、笑い事ではない。

もう動きたくない。熊のような冬眠生活。

寒いから極力家から出たくない。
あんなに足繁く通っていたクラシック音楽のコンサートも去年から冬はやめてしまった。友人からご飯に誘われても「冬眠中」と言ってお断りしている。
食材や日用品の買い物は仕事の帰りに買って帰り、休日は絶対に外に出ない。
筋肉がなくなろうが足がなくなろうが出ない。

10年着ているダウンコートは、世の中暖冬だというのに着ていてちっとも暖かくない。ダウンがダメになってしまったのか。年齢のせいで血管が細くなり、筋肉量が減り寒さを感じるようになっているのか。

江戸時代、火の取り扱いに厳しかった江戸の町は今よりずっと寒かったはず。身を寄せ合って眠り、囲炉裏や火鉢で暖を取る。気候だって今より寒い。江戸時代の人達はどうやって冬を越していたのだろう。
人間の歴史が始まって以来、ストーブやエアコンがなかった時代の方が長いのに。

どこからともなく寒い空気が入ってくる私の家。換気はばっちりかもしれないが、江戸時代並みの室内温度に違いない。

とグダグダ言っているが、とにかく誰か私の代わりに布団から出て家事や仕事をしてくれないか。と言いたいのである。