部下をバカにするような上司と対するためには、慎重かつ戦略的にアプローチする必要がある

自分ではどうすることもできないことが起きた時にする事2つ

仕事の話。そんな時は、

「戦略的」というほど大げさではないか。でも、この2つは結構上手くいくし、気も楽よ。

  • 自分でなんとかしようとすることは早々に諦める。
  • 周囲の力を大いに使う。「根回し」とも言う。

自分でなんとかしようとすることは早々に諦める

かつては「だって私は正しいもの」と正論で真正面から物を言って自分の主張を通そうとしていた。
そういうことができる時はやればいいけど、大抵は相手にも「プライド」があるわけで、それがもし自分より「下」だと思っている人間からの指摘だったら、なおさら受け入れられない。それもそうだな。

さて、それなら別の手を使って、ということをしよう、無駄な争いは体力も精神も疲れるだけだ。ということが歳を取ってできるようになった。
歳を取るっていいことだなあ、と最近よく思うんだ。

先日あるイベントの応援要員として出勤した時、指示されている業務にたくさん疑問が出てきて、あれもこれもわからない。ていうか違っている。これでは成り立たないということになった。
私に指示をするのは初めて一緒に仕事をする管理職(Aさん)だ。このAさんに一つ二つ質問してみたが、

「応援に来たやつにとやかく言われたくない」

というめんどくさそうな態度を取ってきた。回答も予想通り
「そこはマニュアルに書いてある通りです。+溜息」だ。
あらそう。もちろんこっちだってあなたとは今回限りのお付き合いだろうから、けんかもしたくないし、空気を悪くしたくない。
でもこのままじゃこのイベント失敗するよ?いいのかな~いいのかな〜。と思っていたところ、

周囲の力を大いに使う。「根回し」ともいう

この上司を「A君」と君付けで呼ぶ、同じく応援に入っていた管理職(Bさん)が目に入った。
あ、この人ならもしかして。と思ったので相談してみたところ、私とは初対面にもかかわらず、

「ほんとだ。いろいろおかしいね。うん。わかった。A君に確認するね」

と、「A君〜、これはどうなってるのあれはどうなってるの」とあっという間に調整してくださった。
A君も今度は素直に頷いてマニュアルの確認と修正をしている。なんだよ。

世の中は所詮こんな感じ。
A君はBさんと同じ職位の管理職だが、同期または後輩だったらしい。
Bさん、器が違うわぁ。

最初は気分が悪かったけど、そのおかげでこのBさんと知り合えた事が今日の吉祥。
最後は「あなたのおかげでBさんと知り合えました、ありがとう」とAさんに感謝の気持ちまで持つ余裕すらできた。
それにイベントがうまく行った。「さすがオカユ」と心の中で自画自賛だ。オッホッホ。

私もずいぶん大人になったものだわ。