親知らずは本当に抜かなければいけなかったのか。抜歯して6年経つのに、今も抜いた場所の違和感が続いている

・そもそもなぜ親知らずを抜くことを勧められるのか

かかりつけの歯医者に勧められ、左下奥の親知らずを抜いたのは6年前。しかしそれからずっと続く下あごと歯茎の違和感。
切って削って抜いて縫ったのだから、すっかり元通りにはなれない。と思おうとしているが、これからもこの違和感がずっとあるのは気が重い。
こんな毎日がこの6年間続いている。

親知らずは最後に生えてくるため、生えるスペースがなく、真っ直ぐに生えることができず骨の中に潜ったり斜めや真横に生えたりすることがある。

向きや生えかたが真っ直ぐでないと、虫歯になったり歯周病が起こる可能性があり、生え方が悪いと治療もしにくいことから、それらを防ぐのが抜歯を勧める理由だ。

・歯が下あごの骨とくっついていたため、全身麻酔で歯茎を切開し、骨を削って、歯を取り出した

私の親知らずは下あごの骨にくっついていて、斜めに出ていた。しかも神経の近くに歯の根っこがあり、慎重に抜歯をしないと神経を傷つけてしまう。
かかりつけの歯医者さんの設備では抜けないということで、口腔外科のある病院を紹介され、2泊3日入院し、全身麻酔で抜歯をした。

歯を抜くごときで全身麻酔、そんな大げさな、と思ったが、神経が近くにあるし、下あごにくっついている。
40分程度の処置だけど、歯茎を切開し下あごの骨を削って抜くため全身麻酔が必要という。恐ろしや。

私が手術の説明を受けた時、抜歯した所の痛みや違和感は数週間で治ります。人によっては数ヶ月かかります。といった説明は確かにされた。
しかしそれが6年も続くという説明はなかった気がする。

・手術後6年たっても、下あごの違和感が消えない

どんな違和感と言うと、

・ものを食べる度にほっぺの内側を噛んでしまう。傷になったり血が出ることもある。
親知らずを掘り出した(という感覚)ということは、穴が開いている。その穴を閉じるためにほっぺの肉を引っ張って縫ったため、ほっぺ(の内側)の形(バランス)が変わったからじゃないかと推測している。

・いつも下あごに違和感があり、いつも何かにあたっているようなつっぱっているような感覚がある。
特に疲れがあったり体調が悪い時は、腫れたような気がするし、うずいて鈍く痛む。

・抜かなければこんな違和感はなかったのに、と思うことも

歯を抜くことだってリスクはあるし、リスクに関する説明も必ずされる。患者の状態にもよるし、年齢にもよる。ドクターの技量は100%信じたいと思っている。
上手く抜歯ができて術後なんともない人もいれば、私のような事が起きる人もいるだろう。
だから「たまたまそのリスクにあたっちゃったのか、運が悪かったのか、そういうこともあるさ」と考えるしかない。

それでも、この「なんとなくの違和感」「体調が歯ぐきに出る」ことと死ぬまでお付き合いなのか。
それなら抜歯はやめておけば良かったかな、とふと思っちゃったりするんだよね。

口腔外科は混んでいるから抜歯が必要になっても少なくとも3か月待ち。それに炎症があると、それが治まらないと抜歯ができない場合もあって、「はい、では今すぐ抜きましょう」とはいかないから、今のうちに抜いておいた方がいいよ。と歯医者さんに勧められた。
そうか、と深く考えずに抜いたのだが、それからずーっと、6年経った今もこんな状態だ。
歯医者さんに見てもらっても、「なんともなってない。問題なし。精神的なものかなぁ、」と言われてしまった。

なんとかならないかのう。