完璧な私のお寿司のテイクアウト

・毎年元旦の夕食はお寿司と決めている。

元旦は私も楽をしたいし、家族はおいしいものを食べたい。
そんな思惑が合致するので、お寿司屋さんのお寿司をお腹いっぱい食べるのが恒例。

いつもは年末にお店にいって事前にたのんでおき、元旦の夕方におとーさん(夫)が取りにいくのだが、
今年は娘が年末にウイルス性胃腸炎にかかり、元旦に生ものを食べられるかどうかを見極めてからたのむつもりでいたので保留にしていて、大みそかの日に娘が
「もう大丈夫。明日お寿司食べる。」
となったため、早速電話で注文した。

私はいつも完璧な仕事をしているから、今回も完璧に「お寿司のテイクアウト」を手配したつもり

私はたいてい色々完璧なので、
仕事でもプライベートでも電話口に出た人の名前は必ず「失礼ですが」といって聞くことにしている。
手違いがあったときに確認できるから。

今回もお寿司を注文した際に、完璧に電話に出た人の名前を聞き、メモをとり、翌日の元旦におとーさん(夫)に取りに行ってもらった。
余談だが、私はお魚料理は嫌いなので、かんぴょう巻きと納豆巻きをたくさん注文。

ところがお寿司を受け取りに行ったおとーさん(夫)から電話がかかってきて

おとーさん
おとーさん

お店の人が注文受けてないって言っているよ。

へぇ?昨日ちゃんと電話したよぉ。
「電話で話した人の名前はメモしてあるの?」と聞かれたので、
もちろんよ。完璧ですから。メモは確かここに、ここに、ここに・・・・・ないのよ。

あり~。どこ行っちゃったかな。おとーさん(夫)の電話は一旦切って、辺りを探すも見つからない。
娘も一緒に探すが見つからない。ついにゴム手袋をしてゴミ箱の中を探して探して、

あ、あった!丸めたメモ用紙。見つけられるなんて、とりあえずどこまでも完璧?な私である。
対応してくれた店員さんの名前は「〇〇田」さん。
おとーさんに再び電話して伝えると、
お店の人は即答でした。

お寿司屋さん
お寿司屋さん

あ~それね、うちじゃないですよ。向かいのビルのお寿司屋さんだわ。

なんかね、お寿司屋さんを間違えて電話してしまった。
寿し常(すしつね)」さんに頼んだつもりが「魚常(うおつね)」さんに電話をしていたみたい。
ネットで「場所」と「寿司」と「テイクアウト」で検索して出てきたお店の「常」だけ見て、完璧に間違えちゃった。

完璧に名前までメモしていたのにねぇ。

・注文先を間違えた。激しく落ち込む私のことを『「メンブレ」している』というそうよ。

いやあ恥ずかしい恥ずかしい。元旦からこれだよ。私、今年大丈夫かなぁ。

かなりダメージを受けたためヨロヨロしていたら娘に
「おかあさんメンブレしてる(笑)」と言われたが、

娘「元旦に1年間の全ての失敗をしてしまったと思えばいいのよ。きっと明日からはいいことばかりだよ。」
おとーさん「勉強したと思えば。」
みんな、ありがとう。

魚常さん、お寿司はおいしかったよ。

でも、この二つのお店、よく間違えられるんじゃない?「〇〇田さん」の名前を出したら、
お店の人「即答」で「あっちのお店です」って言ったんだもの。お寿司屋さんも完璧だわ。

娘曰く「メンブレ」とは「メンタルブレイク」の略で「激しく落ち込むさま」若者が良く使う言葉だそうです。へー。
今回「完璧」という言葉を12回も使っちゃった。笑笑~。
今年も完璧を目指そう。