高齢者の薬の飲みすぎについて

・56歳。だんだん薬が増えてくるお年頃に突入。

自分が「高齢者」という世界に近づきつつあるせいか、高齢者は通院と共に薬が増え、家には飲んでいない薬、飲み忘れた薬であふれている。というニュースや記事が自分のバイアスに引っかかるようになってきた。

高齢化社会に突入した今、公費、保険料、患者分を合わせた国民医療費が増えて国の財政を圧迫しているそうだ。
厚生労働省によると、薬の飲み残しを金額に換算すると年間に500億円にもなるっていうから、問題だよねぇ。

簡単に言えば、一般的には医療費負担3割だから、残りの3分の2の税金でまかなわれている分のうち500億円が棚の中やゴミ箱行きになっている。
もったいないというかなんというか。税金を納めている身としてはやっぱり無駄使いはしたくない。

「つまり健康でいて、薬を飲まなければいいのよ」と、数年前までは薬を持たない自分に胸を張っていたのだが、
今回2泊3日で奈良に旅行に行くための荷造りをしていて、持っていく薬の多さに自分であきれてしまった。

その大半は市販薬で前述の税金とは関係ないとしても、これでは56歳にして薬まみれだ。「つまり健康でいればいいのよ」はどこへ行った。

・旅行のために9種類。ジプロック一杯の薬になるなんて。

ざっと並べて

病院の処方薬:アレルギー性鼻炎の薬、ドライアイの目薬、めまいの薬
市販薬:風邪薬、タケダ漢方便秘薬、百草丸(漢方胃腸薬)、頭痛薬(解熱鎮痛剤)、オロナイン軟膏
薬じゃないけどリポビタン D

色々織り混ぜて9種類。これでジプロック1つが満杯になってしまった。一体どういうことだ。大丈夫か。

私は旅は好きだが自分の布団以外で寝るのが苦手だ。ほとんど眠れない。しかしこれでは旅行が成立しない。そうなると日帰りか旅行そのものに行かないという選択になる。

私1人ならもちろんそのどちらでも問題ないが、ここ数年は、母を連れて1泊または2泊の旅行をすることが増えている。

誰かと行くとなると、日帰りというわがままを通すわけにもいかないし。なので頑張る。
何とか体調をキープしながら日程をこなすために色々持っていくわけである。

・全部飲むわけではない。あれば安心のお守りの存在大。

旅行先では寝不足になり、そのため疲れが取れずなんだか風邪っぽくなるので風邪薬を飲む。こんな服用のしかたはよくない事はわかっているが、おかげで実はよく眠れる。

普段から食べない美味しいものを旅先でたくさん頂くため、つい食べ過ぎて百草丸(漢方胃腸薬)が必要になり、慣れないトイレなので便秘になる時はタケダ漢方便秘薬

カビやホコリに弱いので、旅館の布団や枕がちょっとでもカビやホコリ臭いと鼻水が止まらないからアレルギー性鼻炎の薬を飲む。

さらに母を連れて行くための次の行動とか乗り物とか母の体調とか機嫌とか、あれこれ頭を使っているうちに頭痛になるので頭痛薬(解熱鎮痛剤)

宿が乾燥するので保湿をかねてオロナイン軟膏ドライアイの目薬はいつものことだし、時折急に襲ってくるめまいに備えてお守り代わりにいつも持っているめまいの薬

疲れてくるし、よく眠れないから睡眠不足になるので宿泊日分のリポビタンDを毎朝飲む。

というわけでこれだけの薬をスーツケースに入れて運ぶことになる。

とはいえほとんどが「安心のため」持っていくので、全てを服用することはなく、実際にはこれらのうちのいくつかだけ使っている。
これ全部飲んだらさすがに身体がおかしくなる気がするよ。

お守りみたいなものだけど、これまでの旅行人生で、「あー、あの薬があればちょっと楽になるのに」の蓄積の結果だ。

そういえば母もたくさん薬を持ってきていたが、母は足や腰の疲労回復のため「湿布」を持参し、一緒に行った友人の膝に貼ってあげていた。
湿布とまでは考えつかなかった。さすがである。
しかし私は湿布を貼るくらいなら旅行は止めようと思った。これ以上薬でスーツケースが重くなるのは嫌だしね。