綿100% グンゼの「ババシャツ」一筋

綿100%の衣類で生活している。

通称「ババシャツ」

急に寒くなってしまって、愛用している綿100%のグンゼの長袖の下着を引っ張り出す。
通称「ババシャツ」というやつだ。

この、不本意にもおしゃれの対局として不動の地位を築いてしまっている
下着ではあるが、
私の子供の頃からのマストアイテムである。

学校の運動着が私服だった子供時代

そもそも『おしゃれ』というものについて深く考えたことはなく、
高校生になっても母が買ってきた洋服や下着を疑問に思わず着ていたからね。
かつ、センスは今も昔もない。

小中学校時代は学校の運動着(ジャージ)が普段着で、それ以外に持っていた私服は
トレーナー1〜2枚。ジーンズ1枚。
それで困ったという記憶がない。
全く「おしゃれ」ではないな。

グンゼを着ていたら「ダサい」と笑われた。ひどい話だ。

高校生の時の悲しい思い出。
ある日、体育の授業後に更衣室で着替えていると、

おかゆの下着っておばさんが着ているのだよね。ぷぷぷ

と数人に笑われて、がく然とした。
(当時はまだ『ダサい』『ババシャツ』という言葉は生まれていなかった)

よく見ると、周りの同級生はフリルがついたり、ちょっと小さめの下着を着ている。
わたしだけ「ブルマー」タイプの下着。
恥ずかしいやら、傷ついたやらで2〜3日彼女たちとは口がきけなかったよ。

おしゃれより着心地優先。

静電気を生む体質

しかし、だからといっておしゃれな下着に替えるわけない。この私が。
一旦はね、それでも、言われて恥ずかしかったから、頑張ってもみたけれど、
結局さぁ。着心地がよかったのよ。グンゼが。綿100%が。

おしゃれな下着って、大抵ポリエステルとかレーヨン、アクリル等でできている。
静電気体質なので、脱ぐときに必ず「バチバチッ」と火花が散るから
バチバチするストレスが嫌だし、
お菓子を包装しているビニールとか、髪の毛とか、みんな洋服にくっついちゃって
それも大きなストレス。
着ていてどうも疲れてしまう。化繊の衣類はNG。

息子
息子

「おしゃれ」というものは多少の苦痛を伴うものなのだよ。

相変わらず達観してるなぁ。息子は。

ダサいだろうがおばさんくさいだろうが
綿100%の肌ざわり。色々とくっついてこないストレスフリー。
それに暖かいのよ。保温性抜群よ。

完璧なアイテムだと思っている。

社会人になっても着ていたので、
時々ブラウスからはみ出ていると、先輩から

おかゆ、見えてるわよ。

と教えてもらったりしていた。
袖まくりすると、グンゼが見えちゃうんだよね。
ご愛敬ご愛敬。

ヒートテックは苦手

今世の中を席巻しているいわゆる『ヒートテック』を、私は着ることができない。
「ちくちくしないし、本当にあったかいよ」と言われても、
イメージがそうしてしまうのか、
「綿100パーセントじゃないし」という固定観念からか、
着てしばらくすると身体が疲れてしまう。

ちくちくしないというのに、車の乗り降りや買い物に行き商品を触っただけで
「バチバチ」と感電する。

ほとんどの衣類は「綿100%」で揃えている。

ありとあらゆる衣類は

基本「綿100%」

アイロンがけは大変。でも身体が楽だから。

実は「オフィスカジュアル」と言われるカテゴリーの洋服で
綿100パーセントの商品を見つけるのはとても難しい。
探して探して探してようやくだよ。
見つけ方が悪いのかな。

とにかく、

極寒の地もエベレストも、私はグンゼ、綿100%で行く。