ブログをやめたかった理由。やめられなかった理由。

・ブログをやめたかった理由

いつもブログの事を考えてばかりいるのはきつい

2022年にブログカテゴリーで言う所の「雑記ブログ」を初めてそろそろ2年になる。

2年前55歳だった私は、文章を書くことは認知症予防になるという理由で、娘から「1000文字以上。目的は認知症予防と健康観察と安否確認」とブログを書くことを指示され、以来つたない文章を書き続けている。
で、もうじき2年経つ。これが結構疲れるのだ。

平日に構想を練り、週末に記事を完成させるというパターンで文章を書いている。元々出不精なので休日は大抵家にこもっている。だから一日中パソコンに向き合う時間を作れる。
結果、仕事が休みの週末は、日がな文章を書くことに費やしてしまう。

平日も休日もネタが浮かばない不安にかられ、四六時中記事の事を考えている。
何か思い浮かべば仕事中でもお皿を洗っていても、布団に入っていても、そこら中でメモをしている。

記事が完成してホッとするのも束の間、また次の記事を書かなくてはならない。エンドレスだ。
休日も平日の隙間時間もブログ記事を書くこと以外、ほとんど何もやっていない。大げさではない。

しかも収益はほとんどない。毎月「今月も1,000円に達しなかったので、お振込みは来月以降に繰り越します」なんてむなしいメッセージが届くばかりだ。それに、書いても書いても稚拙な文章から脱却できない。

ブログを2年以上続けられる人ってあんまりいない

アフィリエイトマーケティング協会という所の意識調査によれば、アフィリエイトを始めて(≒ブログを始めて)から2年経っても続けている人は約半数に満たないし、収益だって1000円未満の人が半数以上だ。

こんだけ大変な思いをして書いていて、収益もなく、時間も取られ、私の毎日って一体なんなのか。そりゃあ止めたくもなる。

一方で、経験年数が⻑いほど収⼊が多いという調査結果も出ている。ということは、2年という壁を超えるか超えないか、ある意味ここが正念場らしい。
そしてそんなアンケート通りの状況に私もはまってしまっているわけだ。

参考:アフィリエイト・プログラムに関する意識調査 2023年
p17 アフィリエイトを始めてからの年数
p18 ひと⽉のアフィリエイト収⼊×アフィリエイトを開始してからの年数

ブログを勧めてくれた娘には悪いけど、もう限界。と娘を説得する

こっちはこんな状態なのに、娘が花見に行っただの、美味しいものを食べただのとSNSに投稿しているのを見てしまうと、なんで私ばっかりこんな目に。
いくら認知症予防と言ったって、私が記事を書けずに悶々としている時に楽しそうに花見なんて、私だって桜を見に行きたい。
もう絶対ブログなんて止めてやる。というところまで追い込まれ(?)てしまうことになる。

そこでブログを続けられない理由をあれこれ考えて、娘にプレゼンすることにした。

アフィリエイト収入が少ない(実際少ない。月1,000円にもならない)、PV数も少ない、2年も経って収益が出ていないのに、レンタルサーバー代を支払っているなんて完全に赤字だとか、もう少しお金の使い方を考えて、効果がある事に自分の時間やお金を使うべきだとか、職場を異動したから記事を書く余裕がなくてとか。
どうよ。これだけあれば「もうやめよっか、潮時かもね」と娘も言ってくれるだろう。

・結局ブログをやめられなかった理由

ブログを続けるのは「お母さん(私)が健康な老後を過ごすため」

あれこれ考えた理由を自信たっぷりに娘にプレゼンテーションしたが、同情してくれると思っていた娘はニヤニヤしながら
「フーン。で、お母さんがブログを書く当初の目的は?」と聞いてきた。そして、

「ブログは収益が第一目的ではなかったよね。そもそも認知症予防のために頭を使う事、それに離れて暮らしているお母さんの様子がわかる事。
なんにもやらずにこのまま年をとって、認知症や寝たきりになられたら困るのは子供の私だもん。
収益が出るとか出ないとかじゃなくて、お母さんの健康な老後のための投資だと思っているから、少々しんどくても続けないとね。今回のお母さんのプレゼンはブログをやめる理由にはなりません」

はい終了。一蹴。一網打尽。けんもほろろ。
言い出しづらくてプレゼンには含めていなかった「ブログに占拠された毎日から解放されたい」という隠れた理由は恐らく見透かされ、私のプレゼンは簡単に却下されたのだった。

さすが社会の荒波に揉まれてきた現役社会人8年目。私に一言も逆らえなかった子供の頃とは雲泥の差だと変に感心してしまう。
しかも、仕事は辞めていいけどブログはやめちゃダメとずっと言われている。なぜブログの優先度がこんなに高いのか。

ただし、異動したばかりで仕事が忙しいという理由なら「一時的」に掲載頻度を減らすのはあり、とは言ってくれる。絶妙な「飴と鞭」を使ってくるところも成長の証か。

というわけで、私のプレゼンはあっさり「却下」され、認知症防止と言われれば続けないわけにもいかず、相変わらずネタだの文章だのに四苦八苦する毎日を送っている。

でも、たとえわずかだとしても、自分が書いた文章が人の目に触れる恐怖・・・もとい、緊張感は脳を働かせてくれるだろう。せめて1つ1つの記事に丁寧に向き合いたいものだ。

しかし、やっぱり続けるのか。