ゴキブリホイホイの効果は最初の1か月だけだったのか。

ゴキブリが「ホイホイ」から這い出てきた衝撃

  • ゴキブリホイホイ本体裏面の説明:ハクリ紙を剥がしてから約一ヶ月間はじゅうぶん効果があります。(出典:ゴキブリホイホイ本体の説明書きより)
  • アース製薬ウェブサイトの説明:茶色のハクリ紙をはがしてから約1ヵ月間(使用環境により異なる)(出典:アース製薬ウェブサイトより)

この文字をホイホイの説明書きで見つけた時、この何十年の間でホイホイにかかったゴキブリを見たのが2度だけだった理由がようやく飲み込めた。
だって、半年に一度、忘れていた時は1年に1度交換するだけだったから。
説明書って大事だ。

数日前、夜中に水を飲むためにキッチンの電気を付けたら、ハッと動きを止めた何かと目があった(気がした)。
どちらかと言うと薄めのブラウンの身体だから、若手のゴキブリだ。
相手は私から視線を離すことなくピタリと動きを止めつつもこちらの動きを伺い、逃げ出すタイミングを図っている(ように見えた)。
私は相手から目を離さず後ろ手のまま近くにある殺虫スプレーを取り、相手に動かれないようにゆっくりとスプレーを構えて、一気に噴射。
思った通り噴射と同時にヤツは床まで一気に降下し全速力で一直線に左折。
そして偶然、進路の先にあったゴキブリホイホイの中に突進していった。
「勝利」だ。

それにしてもゴキブリホイホイに入る瞬間のゴキブリを見たのは初めてだ。見たくないから絶対に覗かないけど、これからどうなるのだろうか。

時折カサコソ、カサコソ、と足を動かしている音が聞こえてくる。これ、そのうち生き絶えるの?どのくらい待てば良いの?夜中の2時だからこちらも早く布団に戻りたい。そんな事を考えながら、カサコソの音が弱まるのを待っていたのだが、

それから間もなくして、ヤツがホイホイから這い出てきたではないか。

ホイホイ効かない

ということで、再び殺虫スプレーを噴射して、それこそ追いかけて何度も噴射して、なんとかやっつけることができた。

それで、ホイホイの説明書きである。
「効果は茶色のハクリ紙をはがしてから約1ヵ月間」なんて書いてあるのも初めて見た。ホコリなんかで接着力が落ちていくからなのだろうか。とするとその理由もわからないではない。
どうりで過去2回しか捕まったところを見たことないわけだ。

だとすると、設置後ひと月以降は「入ってもなんとか脱出に成功したゴキブリ」がたくさんいたと考えるのが妥当だよね。
えー。考えたくない。

ゴキブリの弁「昼間は人間らが生活しているけど、夜はオレらの世界」

キッチンで歩き回っていただろうと想像したら、台所中消毒して、出したままの食器類を洗い直したい衝動にかられたが、夜中の2時だ。
歩き回っていたゴキブリのことは考えないことにすることにして布団に戻った。

彼らは彼らで「昼間は人間らが生活しているけど、夜は自分らの世界」だとたぶん思っている。
ということは今日殺菌消毒したところで、今までもこれからも夜は家中自由に生活しているはずだ。
見なかったことにするしかない。

せめて日頃「ホウ酸団子とかブラックキャップとかコンバットとかを、こちらは半年に一度「定期的に交換」しながら置いている」ことを心のよりどころにしよう。