やめたことシリーズ:鍋に灰汁(あく)がこびりついて洗うのが大変なら、鍋をテフロン製に変えてしまおう

テフロン加工の鍋で料理をすれば、こびりついた灰汁(あく)はあっという間に落とせる

煮物やシチューなど、肉を使った煮込み料理の後は、鍋についた灰汁がこびりついて取れない。
お酢や重曹を入れて煮沸させ、数時間つけ置きして洗うといった方法があるが、そんなのは面倒で、結局ごしごし力任せに洗っていた。

ある日、テフロン加工のフライパンでゆで豚を作ったら、こびりついた灰汁なんてスポンジの柔らかい部分でサッとこすっただけでキレイに落ちてしまった。
長年の苦労があまりにあっさりと解決した。

かつては鍋にもこだわり、断熱性や保温性、見た目にも重点をおいていた。見ていておしゃれな鍋でコトコトと煮込み料理を作り満足していた。
テフロン加工のフライパンは耐用期間が短い。1~2年でテフロンが剥がれてくるので焦げ付くようになる。だから短い期間で買い替えが必要。鉄のフライパンなら一生使えるのに、環境にもよろしくない。
料理は手間ひまかけてなんぼよ。テフロンなんて邪道。という生活をしていた。
灰汁がこびりついた鍋を洗うことだって当たり前だと思っていた。

しかしもう毎回ごしごしやることに疲れた。力をかけることがきつくなってきたし面倒だ。時間がかかるしストレスが溜まる。
ついでになんで夫がゴロゴロテレビをみている横で私は鍋を洗っているのさ、というジェンダー的なストレスも溜まる。

人生のクールダウン期に入った私は、見た目や欲やこだわり、「こうあるべき」といったある意味「見栄」のようなものは不要だと思うようになったこともあり、最近色々と気が楽だ。あっさりとテフロン派に転向してしまった。

あんまり楽なので、持っている鍋を全部テフロン製に取り替えたくなったが、持っている鍋達は十分現役だし、愛着はあるからそれはしないでいる。
でももう鍋をこする事はやりたくないので、肉を煮るときだけフライパンを使い、灰汁が出たあと、肉とスープをいつもの鍋に移すということをしていた。
しかしそれもめんどくさくなり最近は「26センチ浅型フライパン」でなんでも作るようになってしまった。

フライパンひとつで生きていけるかも、とも思ってから数日後、インスタントラーメンもフライパンで作ってしまえ、とやってみたところ、さすがに底面積が広くて分量の水がどんどん蒸発してしまい、スープが煮詰まって麺に水分と火が通らず、ものすごく濃味の半分固いラーメンが出来上がった。まずい。

こだわりも捨てすぎると失敗する。

今は「26センチの浅型フライパン」で無理やり料理をしているけれど、交換時期が来たらもう少し小さくて深めのテフロン製のフライパン兼鍋にしようかと思っている。