美味しい料理を作る人達。一品料理でなんとかしようとする私。

・写真は娘のパートナーちゃんが作った料理の数々。どれもプロの腕前

先日娘のパートナーちゃんがむいてくれたというリンゴの写真を見て仰天した。りんごが美しい白鳥に変身している。実家ではずっと皮付きで丸かじりしていた娘である。なんて幸せなのか。
他にもすき焼きはタレを入れる前にちゃんとお肉と野菜に焼目をつけて、鍋の中でも種類毎にキレイにレイアウトされていたし(実家ではどうせ食べるのだから、とごっちゃ煮状態)、手作りクレープにゼリー、「梅を砂糖とダージリンの茶葉で煮たシロップを炭酸で割ったジュース」というのもあった。
しかも素敵な食器に(食器収集が趣味)それはそれはおいしそうに盛り付けてある。
娘はいつもこんなに美味しくて見た目も美しい料理を食べている。
私も食べたい。

・弟の奥さんは、テーブル一杯においしい料理を並べてくれる

弟の奥さんも料理が好きで、同居している母によると「いつも台所で何かを作っている」。
実家に帰省すると、テーブルいっぱいに美味しい料理が並ぶ。品数はいつも豊富で味も抜群。そして彩りも美しい。
私達親子は彼女の料理が目的で帰省すると言っても過言ではない。
細身だった弟もこれらの美味しい料理を毎日食べて、今や立派過ぎる体格にまで成長している。全く幸せ者だ。私も毎日食べたい。

・息子の同級生のお母さんは、あっという間にたくさんの料理を作る

息子の同級生のお母さん(ご近所)も料理が好きで
「台所に立って料理を作っている時間がなにより好き」。
「ポテチを食べながらゴロゴロとテレビを見るのがなにより好き」な私とは大違いだ。

彼女のすごい所はその手際の良さだ。
お茶を飲んでお喋りをしていると思っていたら、気がつくとテーブルにサラダや揚げ物や焼きそばや煮物なんかが並んでいる。
節分の時なんて、夕方ちょっとお邪魔している間に太巻きが出来上がっていたこともある。
喋りながら料理をあっという間に作ってしまい、気がつくと食べ終わった食器も洗ってある。

・片付けが嫌いな私は、見た目より皿数の少なさを優先させる傾向にある

だいたいセンスからして私とは雲泥の差である。そして手際がよい。
3人共台所に立つのが好きなのだ。
私は料理は嫌いではないが、食べるほうが好き。そして片付けが大嫌い。
そのため見た目より皿数の少なさを優先させる傾向にある。
栄養的には申し分ない(ここは自信があるつもり)が、テーブルに並べると見た目が貧相なのだ。要は皿数と盛り付けのセンスだと思うのだが、一生懸命考えても改善されない。

だいぶ前になるが、母方の叔母の家に行った時のこと。「手作りよ」とテーブルに置かれたのは、一人分にカットされてはいるが、それが富士山のごとく積み上がったアップルパイ。これをお皿もフォークもなく、手でとって直接食べて、という。
美味しい。でも富士山だ。
私のこのセンスはDNAだったのか、と確認できた出来事だった。
諦めよう。遺伝には勝てない。

品数も少ないし、盛り付けのセンスも無い。どんぶりドーン、うどんドーン、カレーがドーン、ご飯もおかずもワンプレートでドーンな私の料理。
平日は具だくさんの汁物(肉や魚等のたんぱく質入り)にご飯だけだ。土井善晴さんの「一汁一菜」が流行っているが、私なんて以前からこうだもん。もはや土井さん超え、と開き直っている始末だ。
でも、味は良いよ。そして栄養バランスも良いはず。
大丈夫。みんな健康。