あしながバチとクモの優良物件

毎年巣を作りに来る”足長バチ”が今年は来ないのです

毎年暖かくなると、朝2階のベランダで洗濯物を干す時に「んー。今日は足長バチがうろうろしている」という日があります。そして何気なく右上を見ると、「あ、今年もか」足長バチが巣を作っています。毎年同じ場所に作ります。はて。昨日は飛んでいなかったと思うけど。巣は直径2センチ弱かな。1日でここまで作るの?気が付いていなかっただけかな。

あっという間に巣は大きくなるし、洗濯物の周りをブンブンと飛ぶようになるので、洋服の中に入ったらとても危険。ですので「ほんと、ゴメン」と言いながら殺虫剤で駆除します。巣にハチがいない間に殺虫剤をかけて巣を取るのが1番気が楽なのですが、いつもそういうわけにはいかないので、殺虫剤でハチを散らしたあと、帰ってくる前に巣を撤去しています。巣がとても小さくてハチも数匹だからなんとかこの方法ができていると思われます。

いつまでも気が付かなかった年は直径が10センチ越えになってしまったこともありました。一体いつから作っているのだろう。なぜ気がつかなかったのだろう。

できればお断りされた(来ない)理由を知りたい

・大家(私)がこわいから?

駆除しても駆除しても毎年同じ場所に作りに来るから、環境が良い優良物件なのでしょうなぁ。日差しはベランダの屋根で適度に遮られ、雨も当たらない。そうそう、生まれた場所にもどる習性があるハチもいるらしいから。ところが今年は飛んで来ません。ブンブンという音も聞こえない。「あの物件は実は住みづらい、殺虫剤を持った怖いヒトがいるからお断り。」ということかしら。私の何年もの努力が実り、諦めてくれたのか。ここで生まれたハチがいなかったからか。猛暑が関係しているのか。

・物件の確保が間に合わなかったから?

そういえばいつも巣を作る場所に、今年はクモが巣を作っています。ということはハチは物件の確保が間に合わなかったのか。お隣に住居を構えるわけにもいかんでしょうなあ。それにハチとクモのご近所づきあいはあまりうまくいかない気がします。うっかりクモの敷地に入ってしまったらきっと脱出できない。

というわけで今年は大丈夫そう

もう殺虫剤は使いたくないなあ。来てほしくないなあ、と毎年思っているので、クモの巣のおかげなのであれば今年はなんとかなりそうです。もう8月ですしね。クモは宅地造成を進めているらしく、巣が少しづつ大きくなっています。クモの巣も普通だったらエイエイッて取ってしまいますが、今年はこのまま住んでもらうつもりです。ちょっと洗濯物を干しづらいとこもあるけど、そこはお互い様ですしね。

一応毎朝ベランダであちこち点検して、ハチが来ていないことを確認してホッとしています。

2022年7月29日 金曜日 -26ー