”娘から「お母さん、話したいことがあるんだけど」”の続き②調べる。

娘から付き合っている人が同性だと言われた時のことを書いた後、読んだ娘から感想&続編のリクエストがありました。続編その②。

ところで頑張れ、応援するよって言ったって、

気持ちだけでは支えられないので、調べるのですよ。色々と。

同姓パートナー、ということをカテゴライズして、今の社会との関係を考えた時、理解が進んでいる、と世間は言ってはいますが、どうだろう。現実、異性パートナーなら考える必要がないことも考えないといけない。例えば私に説明しないといけないとか、私以外に説明しなければいけないとか。相手のリアクションを思い切り受けなければならない。まあさ、異性とお付き合いする場合も反対されることもあるだろうから、そういうことは一般的にあるとしても、さらに同性同士、ということをわざわざ表明する事が半ば強制されるわけよね。厳しいことを言えば、現実にはまだまだ好奇の目、批判。中傷。そういう事を少なからず受けることがあるわけでしょ。

社会や法律は今の私にはどうしようもないけれど、今できることを考えようと思っていて、そこを考えているわけです。

娘から学ぶジェンダーレス、お人形と怪獣。

例えば

現行では民法における法律上の婚姻制度が利用できない。

勤め先で受けられる制度が対象外な場合もまだまだあるよ。

生きていくための公的制度としては、住宅・医療・相続・保険・年金。どれもようやく「議論」が始まったばかり。先は長い。

今ある国の制度を活用するとしたら、公正証書や養子縁組を活用してお互いの生命、財産を支えあうことが現状でできる限界みたい。しょうがないとしても、素直に幸せな気持ちで利用できる?

自治体の同性パートナーシップは法的な効力はない、または弱い。

問いたい。

理解が進んでいるって、ほんと❓どこまで??「気持ち」以外の理解は?例えばヨーロッパは「気持ち」以外の部分にも着手しているよ。

国や制度を整えるにはまだまだ時間と労力がかかる。それなら今は他の手を考えよう。

ではどうする。

今は・・・現実的に考えると、手元に資金を持ち、自分達でなんとかしていくしかないの?お金で解決って、それしかない冷たい世の中。なのだろうか。

ところが実はこれは娘たちだけ、LGBTだけの事ではない事にも気がつきました。

今の世の中って、とても不安定で、仕事だっていつ失うかわからない。突然明日から収入ゼロ、生活は?住まいは?子育ては?という現実もあるわけ。国や自治体の支援も十分とは言えない現実をここ数年目の当たりにしたり、体験もしました。それは同性だろうが異性であろうが、男性、女性、LGBT、高齢者、若者、独身、既婚、事実婚、シングルマザー、シングルファーザー、外国籍等々、誰にもその可能性があるのよね。

お金以外の道はいかにして。自分の今後(老後)も含めて。ということを娘のおかげで考えました。さらに勉強を続けます。

2022年7月24日 日曜日 -21-