春の訪れを便秘で知る。

ちょうど春一番や花粉症のニュースが流れる頃、私は便秘の季節を迎える。

いっつもそうなの。
ちょうど今頃の冬から春、春から夏になる梅雨に入った頃、それから梅雨から真夏になる頃、夏から秋に変わる頃、秋から冬に変わってきたなーって、頃。
ま、いうたら季節の変わり目になると、

とにかく出ない。
便意も全くない。
水分をたくさん取っても繊維質の野菜をたくさん食べてもトイレでいくら頑張っても気配すらない。
これが1日、2日、3日・・・と続くと私は季節が変わったことを自覚する。
そんなことで。

汚い話で申し訳ないが、こういう体質になった何年か前、これが、便意がないならいいや、って放っておいたら、6日間もなんともなかった末に、
「とても書くことができないがご想像にお任せする大変なこと」
になってしまって、それ以来、3日目でさっさと「タケダ漢方便秘薬」のお世話になることにしている。

3日毎に「タケダ漢方便秘薬」を服用する状態が10日から2週間続く。
そしてある日突然、
「便秘ってなんですか?初めて聞く言葉ですけど?」
と言いたくなる位のスッキリ快腸?快調な日々が戻り、気がつくと気温が上がり、季節は春となる・・・。

まあ3日間出なかったとして、じゃあ一体どこにソレはあるのか?どこに行ったのか?
体重は増えているのかと思いきや、体重はあまり変わらない。
お腹が張るわけでもない。食欲もあるし、相変わらず大食いだし、大丈夫なのか?ワタシの胃腸は?と毎季節やっている。

そういえば、学生の頃、このままずっと出なくてもいいや、て思ったことがあったな。

約40年前も昔の話だが、交換留学でスリランカに住んでいた私は、
・ホームステイ先のトイレがあまりにひどく座る気持ちになれず、
・しかもトイレットペーパーがなく、
・便器の脇にある蛇口をひねり、蛇口の下に置いてある桶に水を貯めてお尻を洗う、という文化に慣れず、

気が付いたら10日も出ていなかった、という体験をしていた。

この時も「便意がなかった」ことをいいことに、このまま1年間トイレに行かないで済めばいいな、なんて浅はかなことを考えてしまっていたが、10日目位に大変な腹痛が起きて、やはり
「とても書くことができないがご想像にお任せする大変なこと」になってしまって、
大変な思いをしたことを思い出した。

やっぱり1年間出さないでいるなんて実際無理、いや、そんなことしてはいけない。と痛烈に学んで以降、
スリランカの生活に馴染んでからはちゃんと腸も正常に働くようになっていったのよ。

いやあ、あれはなかなかの経験だったな。

スリランカの「トイレ」はむしろ日本より進んでいたわけだ。だって手動ウォシュレットじゃん。

今もそうなのかは定かではないが、約40年前のスリランカでは、便器の脇の蛇口をひねり桶に水を貯め、
「食事をする手で桶を持ち、食事をしない方の手でお尻を洗う」
というのが一般的。
スリランカは、箸やスプーン・フォークは使わず、「手」で食事をする国だから、
食事を口に運ばない方の手でお尻を洗わなければならない。
私、上手よ(自慢)。

それから洗った後、濡れているけど拭くことはしない。
なぜなら暑い国なので直ぐに乾くから。アハハ。
最初は相当戸惑ったよ。上手くできないし。
しかし慣れると案外「むしろ拭くより衛生的じゃない?」
今日本にあるウォシュレット手動版、てとこか。

むしろ日本より進んでいたわけだね。