全部足して12ヶ月で割って「増えない貯金」をする。1番苦労しない支払い方法

・毎年1度の一括払いで高額な税金等を楽に支払う方法。

家計には、月々引落されたり、食費等の現金としての出費に加えて、1年に一度、まとめてドッカーンと取られるものも多い。
うちの場合、それらの出費を合計したら60万円近くになる。
この合計金額の60万円を12か月で割った「月5万円」をお給料が入ったら「増えない貯金」として貯めている。
月5万円は結構な額。これがなければ毎月のやりくりは大層楽にはなるのだが、だからといって突然「払って」って言われてどこからか捻出する余裕はなし。

・年一払いはこんなにたくさんある。総額60万円近くの出費は大きい。

毎年一括払いするもの

  • 自動車保険
  • 固定資産税
  • NHK受診料
  • 自動車税
  • 原付バイク税
  • 建物共済
  • インフルエンザ予防接種代(家族分)
  • 車オイル
  • 駐車場代
  • 夫の通勤用スクーター保険料

数年に一度、支払うもの

  • 車検費用(2年毎)
  • 車のバッテリー(2年毎)
  • ウイルスバスター(3年毎)
  • 車・バイクのタイヤ(3〜5年毎)
  • スクーター自賠責保険(5年毎)
  • 白アリ対策費用(5年毎)

とまあ、並べただけでもこれだけある。
これらの出費が支払月に〇万円単位でこられても、夫の収入だけでは月々の生活費からはとてもじゃないが捻出できない。
例えば5月なんて、税金や建物共済の支払いが同時に来るため、15万円以上の支出だ。
これではやっていけないので、全部足して12か月で割って、「増えない貯金」と名付けてコツコツ貯めている。

バブル崩壊からリーマンショックからコロナまで、不景気だらけの生活をしてきて、ボーナスなんて「ない」または雀の涙程度だ。

「今年の夏のボーナスの平均支給額は過去最高89.4万円」(日本経済新聞 2023-7-18,朝刊、p1.)
ってどこの世界だよ。とボーナス支給のニュースの度にテレビや新聞に向かって悪態をつく。
つくんだけど、ついたからって我が家にボーナスはやってこない。
そしてボーナスがないからボーナスで支払うことはできない。
簡単。

ということで、2年に1回支払いがある車検は24ヶ月で割る。
数年に一度のタイヤ交換代は次回の購入までの月数で割る。
5月6月に大挙してくる税金達も12ヶ月で割って「増えない貯金通帳」にどんどん貯めていく。

これのお陰で収入の上下に左右されずに支払える。手元の現金が無くなっても慌てなくてすむから。
ボーナスが出ない!となっても慌てなくていい。
住宅ローンだって、ボーナス払いは始めからしていない。賢い。
トホホだけどね。

・かつてはひと月の使えるお金が「1万円」しかなかったこともあった。

私が専業主婦だった頃はもっと大変で、夫の毎月の給料から住宅ローンです、光熱費です、携帯電話代です、生命保険代です、と差し引いていったら現金で使える食費・生活用品が
「たったの一万円?」
なんてこともあった。
どこから生活費を捻出するのか、今月どうやって食べていくんねん、と四苦八苦していた。

今は私も働くようになったので、なんとかそうならずにやりくりできるようになったけど、でも「増えない貯金」は続いている。ストレスフリーでオススメ。いつ何が起こるかわからないし。

生きていくって簡単ではない。