「近視かつ老眼」の物の見え方。メガネをかけると近くがみえにくい。

パソコンの文字とA4の書類を同時に読めない毎日

近視で老眼ってどういう状態?

『メガネをかけていると、パソコンをみながら手元の書類が読めない。』
これが近視で老眼の人の物の見え方だ。

私は近視なのでメガネをかけている。
パソコンで仕事をしていてそのまま手元の書類に眼を移すとぼやけて見えない。
書類を目の前にして、ちょっと待ってくださいね、とメガネを外し、書類を見る。
そのあと再びパソコンに目を戻すと今度はパソコンの文字が読めない。
だから再びメガネをかける。の繰り返しだ。

近視は近くは見えるが遠くがよく見えない状態。遠くが見えないだけなので、手元の文字は裸眼で読める。

老眼は、若い頃なら遠くから近くまでピントを合わせられていた調節力が加齢と共に落ち、手元のピントを合わせることができなくなる状態。そのため手元の文字が見えにくい。

近視の私の場合、近くを見るための老眼鏡は要らないので、得したような気もしないでもないが、メガネをかけて正常な視力になると「老眼状態」になるため、今度は手元の文字にピントが合わず、文字がぼやけて読めない。
そのためメガネをかけたり外したりかけたり外したり1日何度もやっていて、落ち着かない。

以前、会議の受付をやった時、手元の字を見るためにメガネを外し、受付に来た人の顔を見るためにメガネをかける、を出席者分(約50人)繰り返したら、フレームが歪んじゃったことがある。

上司は私のためにA4の書類をA3に拡大して持ってくる

それでも午前中で目のコンディションが良い時はまだマシで、なんとかメガネをかけた状態で手元の書類も見えるが、目が疲れてくる午後や天気の悪い日は全くだめだ。

とにかくいろいろと不便なのよ。かけたり外したりの手間もそうだし、常に眉間にしわを寄せて文字を追いかけている。とても疲れる。

かけたり外したり何度もやっている私を見て、年下の上司は「きっと明日は我が身」と言いながらもその度に「ぷぷぷ」と笑っている。

しかし、上司は私のことを気の毒に思ったのか
「はいオカユさん用」とA4の書類を時々A3に拡大して持ってくるようになった。特にエクセルの数字が入っている表はA3だ。
半分遊ばれている気もしないではないが、まあいい。

でもさ、見えるからって明らかにA4サイズを超えている数字がたくさん入った表を「縮小して1枚にまとめる」設定をして無理やりA4にするから全然見えないのよ。

まあいいや。ありがたく大きな書類を広げさせてもらっている。良い職場だ。

遠近両用メガネにしたら便利なのだろうか、と考えることもあるが、今の近視メガネが壊れたら考えようと思っている。
上司が書類を拡大してくれて、今のメガネがまだ使えるうちはこのままで過ごすつもり。

ちょっと生活は不便に感じるけれど、それが「年齢を重ねる」ことでもあるし、歳をとったことにあんまり逆らわないでいこうと思っているからね。