血管運動性鼻炎とは。鼻水が止まらず、食事に誘われても行く気持ちにならない

血管運動性鼻炎とは

話をしているだけで透明な鼻水が流れ続ける。発症したのは8年ほど前。困っているのは仕事中と外食中だ。
ティッシュは手放せないし、職場で鼻水をすすりたくない。始終鼻水を拭いているのが嫌で病院へ行ったら、「血管運動性鼻炎」です。と診断された。

鼻粘膜の自律神経異常が原因

血管運動性鼻炎は、アレルギーや花粉という原因がないにもかかわらず、鼻水、くしゃみ、鼻づまりの症状がある状態のこと。
温度変化、化学物質、塵や埃、タバコの煙、排気ガス、等を吸い込むことがきっかけになったり、ストレス等が影響するなどして鼻の粘膜にある自律神経が調節できなくなり、それらが引き金になりこういった症状がでるらしい。

確立した治療はなく、アレルギー性鼻炎で処方される薬を使用する対処療法が一般的だ。

透明な鼻水が止まらない

私は人と話す時、声を出して笑う時、人と食事する時、透明な鼻水が止まらない。鼻詰まりは左の鼻がいつも。くしゃみは全く出ない。
一方で、一人でいる時、黙って仕事をしている時、静かな声でこそこそと話す時は全く症状がでない。コミュニケーションをとる時に症状が出るのだ。困っている。
つまり「喋るな」という事か。

友人や同僚との食事が苦痛になり、だんだん断るようになった

「鼻水が止まらないので」と正直に言うのだが、気分を損ねる人もいて。そりゃそうだ。

誘ってもらえば嬉しいし行けば楽しい。数年前まではティッシュをたくさん携えて出かけていたのだが、自分でも気になるし、多くの人は見て見ぬふりをしてくれるけど、中には指摘する人もいて、だんだん億劫になってしまった。

断る理由を話すと、だいたいの人は理解してくれる人が、中には「結局私とご飯食べたくないって事だよね」と機嫌を損ねてしまった人もいた。

あなたとご飯を食べることに気が進まないのではなくて、流れ続ける鼻水を気にしながらいる自分に気が進まないということなんだけどな。わかってもらえないものだな。
そんな理由で断る方も断る方か。

処方された薬を長年服用しているが、完全に鼻水が止まるわけではないみたい

薬は耳鼻科で処方してもらっている

食事だけなら行かなければ済むが、仕事となるとこれでは仕事にならないので、耳鼻科で処方してもらった「飲み薬」2種類と「点鼻薬」を服用している。
効いているのかいないのか、仕事に支障をきたすほどだった初期に比べれば少しはマシなのかなあ。という程度。
静かに話す分には大丈夫だが、ちょっと笑ったりするだけで出てきちゃうから、明らかな改善、ということとは程遠い実感。

私の場合、漢方薬は効果なし

保険のきかない漢方薬を試したこともあった。
効果は人によると思うけど、私の場合、ひと月で2〜3万円かかるにも関わらず全く改善しなかった。
先生も色々と処方を変えて試してくださったのだが、半年ほどたった頃、飲むとお腹を下したり、吐き気がする、という副作用が起きるようになり、先生にも「西洋医学のお薬も良いものがありますよ」と言われて(要はさじを投げられた)漢方薬は諦めてしまった。

結論:ティッシュを常に携行して生活しましょう

鼻に問題がない暮らしをしたいが、しょうがない

このような状態じゃない生活ってすっきりしているのだろうなあ、と鼻に問題がない人がうらやましいが、人間なにかしら不具合を抱えて生きるものだし、しょうがないんじゃないの、と考えるしかないと思っている。
どうしても何とかしたい、という場合の手段として、鼻の粘膜にある後鼻神経というものを切断する。という治療もあるよ。と先生には言われたけれど、「手術=痛い」から嫌だ。

疲労やストレスが原因と耳鼻科でも漢方の先生にも言われたのだが、ストレスなんて生きていれば当たり前だし、わがままな人間だから思い当たることがあり過ぎて、どこからなにを取り除いたらいいのやら。

この先もティッシュを抱えて生活していくしかないな。と思うのである。