・四股(シコ)ってお相撲さんのアレでしょ?楽勝楽勝。
去年の秋、最近筋トレしてるのよ、と言って80歳の母が私の目の前で四股(以下シコ)を踏んで見せた。
足は軽々と高く上がり、体格が立派なことも相まって、力士か!と思ってしまう程のクオリティだ。
あなたはできないでしょ、と自慢げに言われて
「なによ、シコぐらい朝飯前だわよ」と余裕の気持ちでやってみたところ、ま、できなかったわけである。
バランスが取れない。片足は上げるものの軸足が安定せずフラフラしておっとっと、と同じ場所にいられない。
母に
オホホホホ〜
と笑われ、ムム、となった私は、翌日から『シコ踏み』をすることにした。
母は元々農家の出身で、最近まで畑に出ていたから体力がある。
あと身体の柔らかさは若い人にも負けない。母は毎日スクワットとシコ踏みをしているそうだ。
かたや私は80歳より身体が動かないし硬い。
・人間の細胞は50歳限界論。
普段から私は
「私の細胞は50歳限界論」
・・・元々「ヒト(私)」の物理的寿命は50歳が限界だと思っているから、私が生きているのは奇跡に近い。既に私の身体の細胞だってものすごい速さで死んでいってるわけだし、それは止まることはないでしょ。あちこちガタがきて当たり前である。」(by おかゆ)
を展開しているため、限界を越えたかわいそうな身体にムチ打つことはしないが(←運動を拒絶する良い言い訳だと思っている)、ピンピンコロリと逝きたい、最後まで自分で、とは思っているので、そのための活動は行う。
という訳で毎朝、コーヒーサーバーがコーヒーを入れている間をスクワットと四股踏みの時間に当てている。
まあ、2分間だけ。
最初は4、5回でヒーヒーだったスクワットは、筋肉痛の期間を経て、20回までできるようになった。
ただしそれ以上は今のところやらない。コーヒーができあがるまでと決めているから。
量より継続が大事だし、たくさんやってハードルを上げても続かない。
ゆる〜く毎朝なので、やらない日ももちろんあっていい。
・シコ踏み、簡単ではなかった。
ところが『シコ踏み』がなかなか完成しない。
両足を肩幅よりちょっと広めに広げて腰を落としながら、腰の高さにまで足を上げる、ということだが、
足を上げると支える方の足がフラフラしておっとっと、となり、転びそうになってすぐ両足をつく羽目になる。
なんで母はこんなことができるのさ。と諦めそうになるが、母の
オホホホホ〜
が耳に残っているので負けるわけにいかない。
『シコ踏み』は体幹が鍛えられ、お尻や太腿の筋力アップと足が持ち上がるようになり、これからホントに気を付けなくてはならない転倒を防げるそうだが、、、。
そして昨日、初めて10回できたんだよ。やるぞと決めてから約5ヶ月もかかったが、今日はうれしかったなあ。上出来だ。
これで体幹バッチリ。小さな段差につまずくこともなくなるに違いない。
来週母に会うので、目の前で偉そうにシコを踏むつもり。へへん。