当たり前の美学。いいこと言うじゃん。

・ビジネスホテルでチェックアウトの前に部屋を片付ける娘について。

最近娘が

「ビジネスホテルを出るときに、自分で出したゴミをまとめたり、使ったタオルをまとめたりしている。
会議室で飲んだペットボトルのゴミを自分で捨てに行く、一杯になってエラーで止まってるシュレッダーのゴミを取り出して新しいゴミ袋を入れる。
などなど、私は「それを『あたりまえ』と思ってやってるという美学」として徹底しているゼ…」

と話していた。

当たり前の美学、そうそう、それである。

「美学だと思ってるうちはまだまだかもね」と謙遜していたが、多いに思っていい。
あ、自分の中でね。外にアピールしたらただの自慢だから。
無意識に良いことして、それが当たり前だって無意識でいられる人もいると思うけど、ハードルが高い。私はそこまでにはなれないなあ。
でも感謝されたい、誉められたい、という行動ではなく、「美学だわ」と自分を称賛するのはいくらでもありなのである。

・お掃除の人が幾分楽になってくれてるといいな、て思っての行動っていいよねえ。

「ビジネスホテルを出るときに、自分で出したゴミをまとめたり、使ったタオルをまとめたり」というのは、普段家事をやるからこそ、そういうことが助かってありがたいってわかるわけじゃん。

まあ中には
「それが仕事の人のやるべきことだし、それでお金をもらっているわけだから、その人の仕事を奪うことはない」という思考もあるらしいけど、それはそれとして、

お掃除の人が幾分楽になってくれてるといいな、て思っての行動は素敵だ。で、それを
「『あたりまえ』と思ってやってるという美学」として徹底する。それも十分あり。むしろ必要。

私も毎朝職場のトイレでお掃除の人と会うのだけど、必ず「おはようございます、ありがとうございます」って言うんだ。
トイレ掃除が面倒で大変だってわかっているからね。キレイなトイレはとても気持ちがいいよ。

そしたら「それねー!わたしもトイレ掃除とか会社の飲み物補充してる人に言ってるわぁ。」と娘も言っているではないか。
そういう人になってほしかったから、嬉しい限り。

私の背中を見てそだったのねぇ、、、感無量。フフン。やっぱり私の子育ては素晴らしいわ。自画自賛。

ちなみに「自画自賛を徹底する」これが私の美学である。

自分を肯定するメンタルはオススメだよ。

毎日仕事は大変だし、怒られるしうまく行かない事もある。良いこともあれば嫌なこともある。人生は良い事ばかりではない。
経済も環境問題も将来が明るいとは言い難い。新型コロナウィルス感染症のように世界中がパンデミックに陥った恐ろしい世界である。

どちらかというと私達って辛いことの中で生きている?と思ってしまうこともあるわけ。
そんな日々の中で、ちょっとしたうれしいことや人から受ける小さな優しさでも心がほんわかして、疲れた、辛い、といったメンタルが少し復活する。

人から受けるだけでなく、自分が自分に与える。自分を褒める、自分を肯定する行動もオススメである。ニヤニヤしちゃうんだ。

『あたり前の美学』

いい言葉だねえ。