親バカだから息子の言葉を記録

息子と会話をしていると、いつも「いいこと言うなあ」「なるほどねえ」と感心してしまう。言い得て妙なる発言をたくさんしている。親バカだから、「哲学的」とすら思っている。彼との会話はいつも楽しく、勉強になる。

Vocabularyのない私にはうらやましい存在。

たくさん引き出しがあり、宝物になるような言葉をたくさんくれる。

・書き留めておけばよかった

彼は子供の頃から、「人間とは」「宇宙ではさ」「今の政治は」といった話や質問をよくしてきて、私には難しくて答えられない事も多かった。彼の問いに答えられなくなりつつあった親を見てなのか、彼は本をたくさん読むようになった。

「あの時いいこと言ってたなあ。でも思い出せない」になってしまっているので、もったいないと感じている。それで最近、彼の言葉をメモするようになった。
必死にメモをとっても難解で唸ってしまうこともあるが、今日は私が理解できた易しい言葉をご紹介。
今思えば、書き留めておけば本が作れたかも、と親バカだから思っている。

反田くんの「献呈」てさあ、”きれいな筆記体”みたいな音だよね

昨年ショパンコンクールで2位入賞した反田恭平さんの奏でるシューマン=リストの「献呈」を聞いての感想。「筆記体のような」とよくぞ表現してくれた。

反田さんのピアノの音色について、多くの方々がメディアで表現しているのを耳にする。例えば、”ドレミを弾いただけで華がある””音に色気がある””鍵盤から次の鍵盤に行く音の鳴らない音が素敵””音につやがある”等々。

わが息子の表現もそれらに匹敵するな。

ボロは着てても心は錦

「筆記体・・・」の会話の続き。

息子「クラシックって貴族よねぇ」

私「そうなの。憧れだわぁ」ときらきら✨していると

息子「お母さん、ぼろは着てても心は錦」よ

まあ、そう、ね。トホホ。励ましてくれてありがとう。「見た目よりも心が大事。」とメモ。

・Less is more

高校時代にバンドでドラムをやっていた時、学校の先生から言われたそうだ。
「カッコつけようとだかだかドラム叩くより、必要なところにズバッとたたくほうがエレガントね」「人生も同じだ」って。
ドイツの建築家、ミース・ファン・デル・ローエという人の言葉だそう。

これからも息子の言葉を書き留めていこう。そしていつか本にして儲けるつもり。

子育てが完了した瞬間。息子の場合。

2022年7月20日 水曜日 -17-