30年ぶりにようやく本を読む気になったんだー

「読書」自体ををするようになるまで30年かかったのだわ。

11歳から40歳ごろまで、「物語」が読めない体質でしたの。

11歳まで前は読書三昧だった記憶あり。なぜこうなったのかはわからない。

  • 読解力や想像力は読書で培えます。
  • 国語の成績を上げるためには本をたくさん読みましょう。

と日本全国、文部省(当時)も学校もテレビもどこもかしこもそう言っていた。

いや、今でも言っているのかな。

でも「面白い」って思えなかったんだよなあ。

大変よ。これは。

まず、

読書週間と夏休みの読書感想文は、

毎年「この世の終わり」だと思っていたでしょ。

書けなくて書けなくて、夏休みの最後の日に、ベッドでうだうだしていた私をみかねた母が、黒柳徹子さんの「窓際のトットちゃん」を枕元に置いて、なんとかなんとか書いた。

苦い思い出だなあ。

とにかく国語が苦手。

中学以降、国語の教科書に載る名作は全て即効性抜群の

「睡眠導入剤」

現代文は心から

外国語」

国語のテストで「ここで作者が伝えたかったことはなんでしょう。何文字以内で書きなさい。」

という問題は

おかゆ
おかゆ

◯✕△??!※◇☆・・・

そんなんわかんないよ。作者じゃないんだし。

作者の意図がくみ取れたのは半分くらいかなあ。

作者の意図は私の感性とは違う所にあったのよ。きっと(笑)

中高時代のテストは教科書ガイドと古文漢文でなんとかクリア。

古文漢文の文法はパズルの感覚で解いて、文法じゃないところは暗記で解く。

国語力=読書量なのかな。やはり・・・

高校受験はぎりぎり乗り切っていたらしい。

そんなんだから

高校1年の時、担任の先生に「入試の国語の点、悪かったなあ」と言われ、

得点開示請求もしていないのに、(当時はそんな言葉はなかった)点数を言われてしまった(汗)

ヒイ。他の教科との差がね、結構あったから、

「良かった〜合格できて」と心から思っている。

先生がうたた寝を指南

高校の国語の授業中は船を漕ぎまくり。

私にあきれ、見かねた先生が、せめて船を漕がないようにと

国語の先生
国語の先生

その姿、見てられないな。国語の辞書を立てて置いて、頭をつけて寝るんだよ。そしたら頭が動かないからじっと寝ていられる。

と寝方を指南してくださる始末。

周りの同級生には「おかゆ、先生にうたた寝を認めてもらうなんて・・・」と称賛される。

良い高校だった。

先生ありがとうね。その技、役に立ったわぁ。

でも本当は「読んでいる本について話をする」友人達が神々しくて。そんな姿が憧れ。

皆の読む小説の話には全くついていけない。実はコソコソしていたなぁ。

社会人になったらなんちゃって帰国子女のふり

漢字は読めるけど書けないもんだから、

会議の板書(当時はホワイトボードに書いていた)ができなくて、書こうとすると、

ゲシュタルト崩壊(あれ?この漢字ってて二本線だっけ?三本線だっけ?と本来の形がわからなくなってしまう)を起こしてしまうのよ。

それで間違えるよりはいいな、とひらがなばっかり使って

「帰国子女なので漢字が苦手なんですぅ。」

これ、2、3回使ってみたよ。へへ~。

(今も時々使う技)

しかしこれは👆読書とは関係ないか?

ワープロとパソコンの出現で私が世界で1番救われたと思っている。

言い訳ですが、ノンフィクションや実用書は好きだったので、たくさん読んでいました。

そして40歳を越えるか越えないかの頃、

なぜか突然読書好きに。

ようやく読む気になったんだな。

来た~!!って思った。

読みたい本が降りてくる、つまり現れるようになって、そうなってくると毎日楽しい。

学生時代に憧れていた「読んでいる本について話をする」にようやくなれた。

長かったなぁ。

この感覚で小学校からやり直したら、国語の点数上がるのかな。

2022年9月5日 月曜日 -64-